- 子リス新聞 -
2009 年 6 月 6 日
帰りの代金内訳
密航者トニオとマリアをめぐる悲喜こもごもエンターテイメントのオーバーザウェイブは、ディズニーシー5周年の頃からのロングランですが、飽きることなく楽しませていただいております。さすがに何度も観ていると、ストーリーラインの起伏以上に各キャラクターの作りこみの方に目が向いてくるものでして、プレーヤーと一緒に理想のジェシカ様や理想のニック様を模索する日々です。演じ方でショーの印象がガラリと変わることもあるので、なるほど演劇の世界というものは奥深いのだなと再認識しました。ガラスの仮面をもう一度読み込まなければ。
キャラクターが生き生きとしていると、今度はショーの中では語られていない部分にまで妄想が働きだしたりしませんでしょうか。私の勝手な妄想の一つに、「トニオとマリアとママの分の帰りの切符代」という命題がありまして、乗船メンバーの誰がどのくらいの割合で金銭を負担しているのか予想して楽しんでおります。今のところ「スミス夫妻が全体の半額を負担している」という説が自分の中で有力です。余裕のある雰囲気がそれとなくにじみ出るスミス氏は結構裕福な設定です。豪華客船に乗船している時点で、みんなお金持ちなのかもしれませんけど。少なくともセレブ丸出しのジェシカ様や宝飾品まみれのカルティエ様、恰幅のいいフルッチョあたりはきっと私の知らないお金持ちの世界の人々なのでしょう。密航がばれてグーフィーに逮捕されたシーンでのスミス夫妻のかばい方をみていると、その発言力の大きさがうかがいしれます。大岡越前ばりの裁きっぷりで、周囲の同情を引き出すおじいちゃんが素敵すぎます。(私が涙ぐむのはこのあたり)放っておけば、「全額わしが負担する」とか言い出しそうなところをミッキーがあわてて止めた結果、5割負担で落ち着いたという裏設定が私の脳内で勝手に作りあがられています。
さて、残りの半分がいかにして払われたかという点についてはまだ決めかねているのですが、MCをする男性クルーに私は着目しています。「それで密航したってわけなんだね」の人です。私は勝手に副船長と呼んでいます。結構強い口調でトニオたちをたしなめたりすることもある、この副船長ですが、エンディングでは名誉クルーに任命されたトニオの面倒を一手に引き受けるかのような描写がみられます。クルーズディレクターの気まぐれ発言の尻拭いをしていると言ってしまえばそれまでですが、それ以上に職務に誠実な態度として好感できます。副船長という立場上、他のクルーの手前ということもあり、厳しい態度を取らざるを得なかったのですが、仮にトニオとマリアを「次の港で下ろ」したとしても、その後の手続きまでかいがいしく面倒をみてあげていたのではないか、と私は想像します。仕事ができそうな副船長に処理を一任してもそれはそれでうまくことが運んでいたかもしれません。ここで問題になるのが、副船長の年収です。面倒見がいいだけではクリアできない金銭的な障害を彼はどの程度かわすことができるのでしょうか。もちろん、乗客のセレブたちに匹敵するほどの収入があればクルーなんてやってないでしょうが、古き良きアメリカのあの時代の豪華客船の副船長ともなれば、それなりの待遇で働いていたことは間違いありません。航空会社の副パイロットの年収が平均1500万円ぐらいとすれば、これを基準に考えたとして、トニオとマリアにいくら出資できるでしょう。もう少し、彼の男気を観察したいところです。
ちなみに豪華客船にもいろいろとランクがあると思いますが、一人200~300万円ぐらいのツアーを想定しています。帰りの切符がS.S.コロンビア号のものかどうか未確認なので、後で「ママの分っ!」のシーンで切符を検証してみることにします。
(追記:チケットには「Dream Cruise to NewYork」と記載されていたので、帰りもママと一緒に豪華客船ということになりそうです。うらやましい。)
我らがチップとデールは、給与体系がドングリによる現物支給なので、そのうちから何個かトニオとマリアに渡したものと思われます。何個渡したかはこれまた要検討です。
4 件のコメント
わは~。ホントだ、M記者って書いてありましたね。見落としてました!こいつは失敬!(汗)
確かに、どうりで今回は、いつもと違う感じで熱く語ってるな~ちょろりさん…ニューテイスト!なんて、思ったわけですな(苦笑)。
でも、ブログも楽しさが2倍になりました☆改めまして、ミッケンさんも、どうかよろしくお願いいたします!
コメント by 茶奈 — 2009 年 6 月 7 日 @ 10:05 PM
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あはっ。楽しく拝読させて頂きました~。私は、帰りの切符もS.S.コロンビア号のものだと、疑いもなく思い込んでいましたわ…。
ママと3人でまた乗船して、ミッキー達にママを紹介し涙ながらにお礼する3人、歓迎するミッキー達。そんな光景すら思い浮かべていましたわ。
ちょろりさんの「スミス夫妻が全体の半額を負担している」説に、私も1票です(笑)。
ホント、「なんなら全額わしが負担しようじゃないか」とか言い出しそうな勢いですよな。
「クルーズディレクターの気まぐれ発言の尻拭いをしている」副船長、という想像が、大変ツボにはまりました。ハハッ☆
やっぱり、きちんと仕事出来る人が副を務めるというのは、お約束という事で!
ちなみに、スミス夫妻の説得を聴いている時の、リスや他キャラの小さなリアクションがまた楽しいですよな☆
嗚呼…オーバーザウェイブは、何回観ても楽しいですなぁ♪
ところで。COMICの感想を、ここに書いてよいものか迷ったんですが…今回も面白かったです(笑)。
NOTEのCM、私も毎回楽しみにしているのですが、「低燃費少女ハイジ」にはやられましたな~。
友近と河本が声をやっていた事、初めて知りました。しかし、このイラストタッチでもリスを描けるなんて…ミッケンさん、イラスト上手!
ちょっと今更ですが、COMIC「五月病」の回の、「五月病か…」と腕を組んでいる、わっるい表情のチップを見た時には、軽く度肝を抜かれました(笑)。
ミッケンさん…ホント上手ですな!
コメント by 茶奈 — 2009 年 6 月 7 日 @ 1:34 PM